腰の痛み

近年、体幹機能の重要性が取り上げられてきております。
今から十数年前、某有名高校サッカー部の生徒のトレーニング指導の際、どのような腹筋指導を行うか迷った時期がありました。
と言うのも、ある有名トレーナーの書かれた書籍が話題になっていたからです。

『腹筋トレーニングは要らない!』

そんなバカなことは無いのですが、当時腹直筋・腹斜筋等と言った身体の表面近くの筋肉ばかり鍛えていた現状に警鐘を鳴らす意味があったと思います。
確かに極端ではありますが、これらの単独の強化は重心を低くし、肩甲骨周りの柔軟性低下と同時に全体的な硬さを生む方向に働くのも事実。

現在では、一般高校や中学校まで、コアトレーニングとして機能性を重視したインナーマッスルを強化してきてます。
時代は変わってきていますね。


話は変わりますが腰痛症。
医療において、レントゲン写真やMRIなどの画像でみてとれる変化を『器質的変化』、前述のような機能性の変化を『機能的変化』と呼びます。西洋医学でいう疾患とは『器質的変化』によって名付けられることが多く、それによって疾患の重症度も決定される事が多いようです。
では、なぜそのような病態におちいったのか?
原因は様々ですが、ベースにこの体幹の『機能的変化(低下)』が存在する事が多いようです。
また、痛みの全てがこの器質的変化からくる直接的な一次性の痛みとは限らず、『機能的変化(低下)』がもたらす痛みの悪循環による結果(二次性の痛み)でありば、それをコントロールすることで症状を軽くする可能性があるということです。
私は、これまでの臨床経験において、機能性を高めることが全てにおいてこんなにも有益である、と再確認させられました。
この機能性の低下を、私共は丁寧に階段を昇るように 一段一段高めていき、最終的にはセルフコントロール出来る所まで目指します。

この階段は、高すぎると登れません。
ご注意を!

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